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身近な人が、「疲れた」という言葉をくりかえしていても、「疲れぐらい誰でもある」と思うかもしれません。いつも「疲れた」と言われ続けると、うんざりしてしまうことも考えられます。疲れを感じることを、怠けのように思う人もいるかもしれません。
しかし、単なる疲れだと思っていたら、その背景に身体疾患や精神疾患が隠れていることもあります。あなたやあなたの身近な人が「疲れ」の症状を長く訴えている場合、まずは体に何か病気がないか検査したほうがいいでしょう。本人も気のせいだ、休めば何とか回復すると言って、病院には行きたがらないことが多いかもしれません。しかし、何らかの病気の可能性も否定できません。疲労の背景には様々な病気が考えられることを伝え、身体面での異常がみられない場合は、さらに精神科など、こころの病気に関する医療機関を受診するように勧めましょう。
そして、こころの面だけでなく、体の症状についてもその苦しさに共感しながら支えてあげてください。
- こんなこころの病かもしれません
- うつ病
- 適応障害
- 統合失調症
- パニック障害・不安障害
疲労・全身倦怠感 体がだるい、重い、疲れがとれない